中宮納気

 六合平秘功の最初の定式は、中宮納気です。(イラストは少し間違っていて、足は平行に立ち膝を少し折り曲げます。)
 中宮とは中丹田を指し、経穴である膻中から気の出し入れをします。意識を使って、肺の中に気をめぐらし、大腸まで降り注ぎます。手順としては、
①予備式(站椿功)から、両手を膻中の位置まで引き上げ、胸の前に伸ばします。伸びきったところで、向かい合った両手を肩幅の2倍くらいまで広げます。
②広げた腕を肩幅まで戻して、掌を身体に向けて引き寄せ、気を取り込むような気持ちで、膻中から肺の中へ気を注ぎます。
③肺の中を気が巡るように、胸の前で両手を3回まわします。
④気を大腸に下ろすようなイメージで、胸に向けた掌を下丹田まで下げていきます。そして、站椿功へ戻ります。
 常に、手の誘導により、気の移動を意識します。手・肺・大腸が繋がると肺経及び大腸経がスムーズに通じ、肺と大腸の機能が活性化されます。

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