太極拳的歩き方

 以前、運動としての歩き方(ウォーキング)をブログで書きました。運動ですので、多くのエネルギーを消費して筋肉を鍛えるように、歩幅を広く取り、足は踵から着地して母指球で蹴ることを勧めています。踵を前面に出すと着地した地面から衝撃を受けます。身体にはブレーキがかかるのですが、その負荷のおかげで筋肉が鍛えられます。筋トレで負荷をかけるのと同じ考え方です。
 今回は、武術としての無駄のない歩き方、省エネ歩行について書きたいと思っています。私の太極拳の先生が3カ月ほど前に「ある講習会で、足の裏全体で着地して歩幅を狭くして歩くのが正しい歩き方であると指導された。」と言われました。私は「いやいや、ウォーキングでは踵で着地して歩幅を広く取るのが正解ですよ。高齢者対象の倒れないための歩行の指導とかではありませんか。」と反論しました。ですが、気になってYouTubeや関連書物を調べたところ、武術や日本古来の歩き方は、なるべく足や体に負荷のかからない省エネ歩行だということがわかってきました。
 まず、足の裏の重心感覚ですが、親指の付け根と小指の付け根それと踵の3点で体重を支えている感覚です。階段を上がる場合は3点一緒に地面に着地しますが、平地では若干踵が早く着くと考えられます。ただし、地面から後方に押し返されないように、なるべく足は前に投げ出さないようにします。結果としてウォーキングより歩幅は狭くなるでしょう。
 ウォーキングでは後ろの足で蹴って、身体を前に押し出すのですが、武術的な歩き方としては、足はブルドーザーのキャタピラみたいに回るような感覚です。後ろに蹴るのではなく、後ろに押し放つイメージを持ちます。太極拳のゴンブーをするときに、後ろ足を床に沿って後ろに押す感覚と似ているのかもしれません。


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました